
Satoshi Kawazoe 川副哲
親愛なる全てのステークホールダー様へ、
肇英集団の始まりは、1989年に私が香港で起業した年(丁度日本は昭和から
平成元年と移った年でした。)を創業元年としています。
私は1970年に宇部興産とその当時はアメリカのボルグワーナー社(その後GE社)との
合弁会社で、ABS樹脂メーカーである宇部サイコンに入社しました。
1982年には香港に宇部マーボンと言うアジアのマーケティング拠点を作り、
日本からの代表として3年間営業開発をやってきました。
それらの縁がありまして、プラスチック関係の事業を香港で始める事になりました。
因みに会社名の”肇英”は日本語でも中国語でも皆様から良い名前だと言って頂いております。
”肇”は物事を創める、創造すると言う意味で、英語で言うとInnovation, Creationであり、
物作りに於いて、常に新しい価値を創造するという意味に捉えています。
”英”は英知、英断と言う言葉で使われますが、英語で言うと、Intelligence, Good decisionであり、
英知を集めて、常に正しい判断をして行くという意味に捉えています。
これから2050年ごろまではアジアの時代と言われています。
2050年には、世界の人口の60%がアジアに居て、
世界のGDPの50%がアジアで創出されると予想されています。
そのようなアジアの良い事業環境を生かすためにも、
弊社の特徴として、次の経営資源を常に有効活用するようにしております。
1.日本の物作りの技術力、品質管理力、
2.世界一と評されている香港の経営環境の良さ、
3.中国、これからはアジアでの生産力
一方では、世界的に水資源の枯渇、食料不足、環境の悪化、資源の枯渇問題が
深刻化してきつつあります。
そのような時代環境の中、弊社は”企業使命”として
”事業を通じて社会貢献をする”事を第一義として、
事業の内容を常に精査して、弊社は本当に社会に
役に立っているのかと言う事を常に見つめ直すように
心がけております。
そのような環境に対応する為に
2010年度から新たな事業として、
エコプラス事業部を設立しました。
その基本的な考え方は、次のとおりです。
”プラスチックのトータルソリューションサービスを提供する”事で、
1.部品の軽量化(樹脂の使用量削減、電気、燃料の削減)
2.加工工場から出てくる廃プラの再利用(加工工場の原価低減とゼロエミッションに貢献)
3.市場から出てくる廃プラの再利用(資源の有効利用、固形廃棄物の削減、グリーンプロダクトの認証によ
全ての過程で、原価低減が可能となり、
企業のCSRとしても営業戦略としても重要な案件であり、
CO2エミッションの削減や、資源の有効利用、固形廃棄物の削減で
社会貢献できる事業として、お蔭様で、各社様から評価され
着実に事業が伸びて参っております。
弊社は、
プラスチック樹脂の加工技術、超精密金型設計/製作技術、超精密成形技術、組立技術、
リサイクル技術を社内で総合的に保有しており、
その技術を生かして、プラスチックのトータルソリューションサービスを
提供できる社会では非常に稀なる企業体であります。
是非皆様に於かれましては、弊社のサービスをご活用頂ければと
心から願っております。
また弊社の”企業使命”で有ります”新しい価値を創造”し、
”社会への貢献を実現する”為に
お力添えを頂けるパートナーを常に求めております。
”社員が一番の財産”という経営理念の下、人材開発、
人材活性化には力を注いで来ましたが、これからも
更に力を入れて参ります。
社員が一丸となって、社会貢献が出来るように
頑張って参ります。
皆様におかれましては、ご支援、ご愛顧の程、
何卒宜しくお願い申し上げます。
川副

社長